インテリアデザイナー

※2024年11月掲載

株式会社パイク

秦 二葉

1999年

大分県生まれ

2018年

埼玉県立大宮南高等学校 卒業

2021年

桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
スペースデザイン専攻卒業

たくさんのデザインに触れることが大切
スペースデザインは他分野の知識も活きてくる

　オフィスの内装設計と工事現場の施工監理を行なっています。具体的には、レイアウトや図面の作成、3Dイメージを用いた空間の仕上げや家具の選定、業者への発注、工事監理などの業務を担当しています。プロジェクトマネージャーと兼任の場合は、予算とスケジュールの管理も行います。外資系企業のクライアントも多いため、オフィスにカフェスペースを設置するなどの型にはまらない設計に携われることが魅力です。
　仕事をするうえで、たくさんのデザインに触れることを意識しています。デザインのよい点と悪い点を考え、自分のデザインに落とし込む。その積み重ねで、視覚の美しさと使い勝手のよさを両立した内装設計に近づくことができると考えています。実務においては、不明点の確認スピードを大切にしています。わからないことをそのままにしていると、日々の業務に埋もれてしまいます。後々トラブルにならないよう、不明点はすぐに解消することを心がけています。
　〈桑沢〉では専攻以外の分野についても学ぶことができ、その知識は仕事のなかで役立ちます。例えば、家具の選定ではプロダクト、看板の作成ではビジュアルの知識が役立っています。スペースデザインはさまざまな分野の知識を活かすことができるため、在学中は専攻以外の分野についても積極的に学んでみてください。さらに、手を動かして図面や模型を作成した経験は、デジタル上での想像の幅を広げる手助けになっていると実感しています。
　就活までにやりたいことがみつけられないときは、業種や分野にこだわらずエントリーするのもありだと思います。実際に働いてみないとわからないことも多いですし、入社後に意外な得意分野がみつかるかもしれません。また、語学の勉強もおすすめです。スペースデザインの業界で多言語が話せるとコアな人材になれるため、語学を身につけることは自分の価値を高めることにもつながります。