WHEN YOU GET A JOB
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採用が決まると、正式採用の前に会社は学生に内定を出します。
最近は、内定辞退に伴う、さまざまな問題が増えています。
内定および、内定辞退時の注意点を伝えます。
採用が決定すると、会社は学生に内定したことを伝えます。正式書面による通知もありますが、電話やメールだけの通知のケースもあります。曖昧な場合は「内定ということで間違いないでしょうか」と確認しましょう。そして、後々のトラブルを避けるためにも、採用内定通知や雇用条件についてもきちんと書面で出してもらうように会社にお願いしましょう。また、契約社員の場合は、契約書の契約期間を必ず確認しましょう。
採用の条件には、卒業できること、身上事項に相違がないこと、健康状態に変化のないことなどが挙げられています。卒業できなければ内定は取り消しになります。入社時のスキルアップを目指し、授業や卒業制作に専念しましょう。
会社によっては応募から内定まで3カ月以上かかることもあります。複数の会社を並行して受験しましょう。面接で「他社を受けていますか?」と聞かれることもあります。受験している場合は正直に答えましょう。社名などは質問された場合にのみ答えます。そのうえで「御社の○○に魅力を感じ、入社を強く希望しています」とアピールします。
内定を承諾したあとの辞退は慎重に。複数の会社を並行して受験している場合は、承諾の返事を延ばせるかの交渉が必要になることもあります。内定承諾後にもかかわらず、「もっとよい会社があるのではないか」と他の会社を受けたくなったりと、悩んでいる場合は就職担当に相談してください。
内定通知書とは、企業が内定者に対して「内定したこと」を知らせる書類です。内定通知書を発行することは企業の義務ではありませんが、トラブルを避けるためにも書面の形で残してもらうようにしましょう。労働条件通知書は、雇用契約を結ぶ際に交付する、労働条件を記載した書類です。労働者に労働条件を明示することは、雇用側の義務となっています。内定承諾をしたら、労働条件通知書を必ずもらうようにしてください。
会社は、多大な費用や時間をかけて試験を行い、採用活動をしています。雇用は、法律上でも簡単な話ではなく、内定辞退者が出ると、会社は再募集をかけるために手続きを行い、一から採用活動をやり直さなければなりません。また、社会や業界は狭いものです。無礼や不義理な行為は、先々の自分自身の信用を損なうことにもなります。
原則として内定承諾後の辞退は好ましくありませんが、どうしても辞退したい場合は、すぐに就職担当へ相談してください。そのうえで、会社の採用担当者に電話をし、面会の約束をして訪問、相手が納得するまで事情を説明し、許しを得るように努めます。場合によっては、そのときに内定辞退願を文書で提出します。