WHEN YOU GET A JOB
WHEN YOU GET A JOB
就職活動とは、自分の将来について考えることです。
入社した職場でキャリアを積み、末永く活躍することを目指したり、
キャリアに応じてベストな仕事環境を選んでいくなど、自分に合うキャリアプランを見つけましょう。
内定はスタートライン。大切なのは、その後の将来設計を視野に入れ、キャリアの積み重ねを意識することです。「社会人には、職場を見直す転機が3度訪れる」といわれています。そのときに最良の判断ができるよう、未来への指針をもちましょう。
最初の転機は、同じ職場で3-5年、仕事をしてきた人に訪れます。3-5年という歳月は、仕事をひと通り覚えるのに最低限必要な時間です。デザイナーの世界は、中途採用が比較的多い業界ですので、1-2年で辞めてしまっては、社会的には経験者として認めてもらえません。
どんな仕事でも、プロとしてやっていけるかどうかの転機が、35歳前後にやってくるといわれています。問われるのは、デザインのレベルだけでなく、管理能力、新しい仕事をつくり出す企画力など、総合的な実力です。20代、30代に厳しい仕事を経験してきた人には、「あの人なら安心して仕事が任せられる」という信頼が生まれ、キャリアアップにつながる転職や起業の可能性もでてきます。
50歳前後の転機は、自分のもっている能力が、他人に必要とされるかどうかの勝負です。転職して管理職やリーダーとして招かれることや、起業し自らが責任者として経営に携わることも考えられます。また、デザイナーとして才能を発揮しつつ、総合的なディレクションや、文章を書く、部下や後輩を育成するなど、仕事の幅が広がる時期です。
やりたいことを続けるために、アルバイトで生活費を稼ぐ人もいますが、アルバイトは職歴として認められないので、「定職に就かずにアルバイトをしていた」という評価しか得られません。また、アルバイトは多くの場合、年齢制限が設けられているので、一生アルバイトで食べていくことは困難です。ただし、専門職のアルバイトとして入社し、正社員登用を目指す道もあります。
〈桑沢〉を卒業と同時に就職しなかった場合、就職活動に関しては既卒者扱いになります。既卒者枠は求人の数も減り、新卒者に比べて条件が厳しくなる場合があります。卒業してから時間が経つほど、ポートフォリオの鮮度も下がり、就活は不利になりがちです。実際、卒業後に慌てて就活をはじめ、「もっと早くから就活をしておけばよかった」と後悔している卒業生もいます。在学中に就職活動を進め、それでも就職が決まらないまま卒業してしまった場合、〈桑沢〉公式Webサイト内「卒業生の方へ」より、求人票を閲覧してみましょう。
就職して短期間のうちにさまざまな理由で会社を辞めた人を対象に、企業が採用の募集をかけることがあります。