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HOW TO PROCEED WITH JOB HUNTING

面接について

採用を大きく左右する面接試験。どんな人でも緊張するものです。
場数を踏んで雰囲気に慣れるとともに、話は具体的に、順を追って一生懸命話すことで、
誠実な気持ちを相手に伝えましょう。

面接の順序

❶見られていることを意識する

建物に入った瞬間から、面接ははじまっています。ロビーで、待合室で……。きちんとした態度を心がけます。建物に入る前にコートを脱ぎ、イヤホンなどはしまっておきましょう。

❷ノックをして扉を開ける

軽く3回、ドアをノックし、中の応答を聞いてから、扉を開けます。

❸軽く挨拶をして入室する

面接官の顔を見て、「失礼いたします」とお辞儀をしてから入室し、扉を閉めます。

❹挨拶をして、面接をはじめる

椅子の横に立ち、まず学校名、専攻、氏名を告げます。
例:「桑沢デザイン研究所でビジュアルデザインを学んでいます、桑澤花子です。本日はよろしくお願いいたします」

腰からしっかりお辞儀をし、面接官の指示に従って椅子に座ります。浅く座り、背もたれは使わずに背筋をのばし、手は膝の上にのせます。緊張すること自体は、マイナスの印象を与えるわけではありません。あせらず落ち着いて話をしましょう。

❺面接が終わったら……

立ち上がって「ありがとうございました」とお辞儀をし、上体を起こして面接官の顔を見ます。入口に戻って扉を開けて振り返り、「失礼いたします」と軽く頭を下げて、扉を閉めます。家に帰ったら、面接をしていただいたことへのお礼のメールを入れると印象がよくなります。

面接のタイプ

🅐個人面接

学生ひとりに対して、面接官ひとりまたは複数で行う。

POINT

話題を掘り下げて聞かれるので、曖昧な返答は避け、しっかり面接官の目を見て話します。

🅑グループ面接

受験生5-6人に対して、面接官2-3人で行う。

POINT

個人面接と同様に、笑顔を絶やさず、心に余裕をもって臨みます。他の学生の返答が気になりがちですが、周囲に惑わされず、自分の考えをていねいに答えましょう。

🅒グループディスカッション

テーマが与えられ、30-50分ぐらいのあいだ、グループ内で自由に話し合いをし、その一部始終を面接官が見るというもの。リーダー、タイムキーパー、書記、発表者など、役割を決めて進めるのが一般的。

POINT

積極的に発言しましょう。他者の意見に耳を傾け、尊重することも大切です。

🅓グループワーク

企画の立案、商品設計など、複数の学生でひとつの作業を行う。

POINT

自分がどんな役割を果たすかを考えて行動しましょう。「牽引役になってグループをもりたてる」「まとめ役になる」「ムードメーカーになってグループの士気をあげる」。足をひっぱる邪魔者や、傍観者にならないようにしましょう。

ほかにも、ディベート、プレゼンテーションなど、さまざまなスタイルの面接があります。主張できるところは自信を持ってアピールしましょう。消極的すぎると、入社後についていけない印象を持たれてしまいます。時には笑顔を見せて、一緒に働きたいと思ってもらえるよう、表情でもコミュニケーションをとりましょう。

面接試験で聞かれること

面接試験の内容は、会社によってかなり違いがあります。

  • 30分のあいだに提出したポートフォリオを中心に聞かれる場合
  • 60分のなかで最初に作品のプレゼンをして、そのあとに自分のことを聞かれる場合
  • 作品の話は一切なく、人間性を突き詰めて聞かれる場合 など

面接で大切なのは自分の軸を持って朗らかに応えること。あらかじめ自分のことをよく知って言語化しておけば、想定していない質問が来ても慌てることが少なくなります。
自己分析は、そのための大事な準備となります。自己分析や面接練習を就職担当やキャリアカウンセラーと一緒におこなうことも可能です。しっかり準備して慣れておくことで、当日の緊張を和らげることができます。

下記は面接試験でよく聞かれる項目です。すべての質問に対して、あらかじめノートに返答内容を書き出してみましょう。

「あなたはどんな人ですか?」

  • 自己紹介(1分程。まず学校名と氏名を伝えます。次に、どんなことを学んでいるかや得意な制作について簡単に話し、「本日はよろしくお願いいたします。」で締めるのが一般的)
  • 自己PR(1分、3分、5分と、時間指定があっても対応できるようにバリエーションを考えておくとよい)
  • 長所と短所、その理由
  • 自分はどんな人間だと思いますか?他人からどんな人間だと言われますか?
  • 得意なことは?(その会社で活かせそうなことを話すとよい)
  • 学生時代に力を入れたことは?
  • 今までで一番大変だったことは?/そこで得られたことは?
  • 最近(あるいはこれまでで一番)楽しかったこと、嬉しかったこと、怒ったこと、感動したことは?
  • 休日の過ごし方/いまハマっていることは?/よく見る雑誌・漫画・映画など
  • 桑沢を選んだ理由
  • デザインの質を上げるためにしていることは何ですか?
  • 好きなデザイナー(人物)は?
  • ストレスを抱えたときの対処法は?気分転換の方法は?苦手な人とどのように関わるか
  • アルバイトについて、そこで得たこと

「なぜこの会社、業界を選びましたか?」

  • この会社を受けた理由(志望動機)/この会社の印象に残った事業(商品・作品)
  • この業界を志望する理由/この職種を志望する理由
  • どんなことで会社の力になれますか?/貢献できることは何ですか?
  • どのようなデザインをしたいですか?
  • この会社の良い点と、さらに改善できそうな点について述べてください
  • 5年後、10年後、どうありたいと思いますか?
  • この会社が第一志望ですか?/ほかの会社を受けていますか?/会社選びの基準は?
  • 通勤時間はどのくらいですか?/残業があっても対応できますか?

「あなたの仕事へのポリシーは?」

  • 作品をつくるうえで心がけていることは?
  • 個人制作とグループ制作どちらが好きか?/グループ制作でのあなたの役割は?
  • あなたにとって(グラフィック)デザインとは?
  • あなたにとって仕事とは?/キャリアプランを教えてください
  • あなたの人生観/人生で一番大切にしてきたことは?

「何か質問はありますか?」

面接の最後に必ずといってよいほど出てくるのが、逆質問です。単に疑問を投げかけるのではなく、自分のやる気や視点の鋭さなどをアピールするチャンスととらえましょう。事前に調べればわかる内容にならないよう、会社への理解を深めて準備します。

  • 活躍している方の特徴は?
  • 〇〇を活かしたいのですが・・・
  • 入社までにさらに勉強しておくべきことがあれば、ご教示ください。

質問に答えてもらったら・・・

  • 勉強(参考)になりました
  • 努力したいと思います
  • お話をお伺いして、ますます入社の意欲が高まりました

などの感想と共にお礼を言いましょう。

POINT
  • 自分の考え方の軸をぶらさないこと
  • 笑顔で応対すること
  • ひとつの質問に対して、複数の回答を用意しておくと、同じような質問をされたときに乗り切ることが容易になります
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コミュニケーション能力

特に最近の傾向として、求人会社はコミュニケーション能力を重視しています。社会人として人ときちんと関われるかどうかだけでなく、アイディアを説明したりクライアントの希望を汲み取る、デザイナーとしての能力も問われているといえるでしょう。あいさつ、社員との受け答え、表情・立ち居振る舞い、席の位置、整理整頓、そのすべてが評価の対象なのです。

面接時に気をつけたいこと

● 会社の場所を確認しておく。事前に足を運んでおくとよい

● 約束の時間より、充分余裕をもって到着する

● 遅刻の場合は必ず事前に連絡

● 会社に着いたら…。携帯電話の電源は切る

● 待合室では…
喫煙、おしゃべり、ネクタイをゆるめるなどは禁止
ただしグループディスカッションなどの場合は、自己紹介をするなど、他の受験者と打ち解けておくとよい

● 背筋を伸ばして、笑顔を忘れずに!

オンライン面接の準備

通信環境

まずは通信環境を整えることが重要です。「切れてしまうことがある」のを前提に準備を進め、パソコン(以下、PC)で面接を受ける時には手元に携帯電話を用意し、接続が切れてしまったらすぐに先方に電話連絡できるようにしておきます。アクシデントに遭遇したときに慌てないように、物心ともに備えが肝心です。

POINT

wi-fi電波が不安定になって、接続が切れてしまう事態を予め想定しておく。面接中に音がしないよう、携帯電話は必ずマナーモードに。

ライティング

光量不足による物理的な顔の「暗さ」が、印象としての「暗い人」に結びついてしまいます。電気スタンドやリングライトなどで顔を明るくすることが大切です。スマホ用の手軽なクリップタイプでも充分です。

POINT

従来の対面スタイルであれば、立ち居振る舞いや身振り手振りなど言葉以外の姿も含めて、その人の「印象」となりますが、オンライン面接においては胸から上の画像のみで勝負。

メイク

あまり手を加えすぎる必要はないですが、目元をはっきりとさせたメイクにすると、目力で強く訴えかけることができます。また、明るい色のリップを塗り、元気な印象を演出するのもおすすめです。

POINT

前髪が目にかかると暗い印象になります。対面面接以上に前髪には気をつけて、目元がよく見えるようにします。

セッティング

カメラで写す映像に上半身が映るように、PCとの距離を調整しましょう。机やテーブルの高さが合わないときは、PCの下に本を置くなどして、ちょうどよい高さにします。

場所

自宅以外でオンライン面接を受ける際は「背景」「明るさ」「雑音」「通信環境」のポイントに気をつけて場所を選んでください。ワーキングスペースなど時間貸しの個室もありますので、必要に応じて利用するのもいいでしょう。

カメラ

カメラの位置を、目線の水平から5㎝ほど上になるようにセットすると、映ったときに口角が上がって見え、好印象を与えます。逆にカメラ位置が下すぎると、相手を見おろしているようなアングルで映ってしまうので気をつけましょう。

マイク

雑音を遮断するため、マイク付きイヤホンを用意しておきましょう。

目線

モニター画面上の面接官を見ていれば目線が下にずれることは先方も承知しているので、必ずしもカメラ目線である必要はありません。ただ、「しっかりとこちらを見て話している」のは好印象を与えるポイントのひとつです。

POINT

事前に練習したり、自分の見え方を録画して見直したり、カメラのあるところに注意が向きやすくなるよう工夫したりしましょう。

背景

可能であれば、白無地の壁を背景にして臨みます。難しい場合は、部屋を片付けておきます。自分の後ろにさりげなく作品が見えるようにしておくのもよいでしょう。

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オンライン面接のチェック

● カメラの位置の調整
目線の水平よりも5㎝上に

● 美顔ライトの設置

● マイク付きイヤホンを用意

● 背景を整える

● 事前にテストを行う
自分の映る姿や音声の確認を

● 携帯電話(マナーモード)をスタンバイ

● リラックス
文字通り自分の「ホーム」で行われるのは大きなメリット

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先輩からの一言

「神は乗り越えかれる試練しか与えない」
● 課題とか就活とか全部辛かったけど全て乗り越えられると思いながらがんばりました。

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