株式会社COLOR
増山 航
- 1999年
- 埼玉県生まれ
- 2018年
- さいたま市立大宮西高等学校卒業
- 2021年
- 桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
プロダクトデザイン専攻卒業
就職した先の将来を考える
向き合ってわかった自分だけのストーリー
会社ではブランディング・商品企画・プロダクト・ビジュアル・展示ブースなど、様々な分野のデザインを手がけています。具体的には、手書きスケッチでのアイデア出し、3Dデータ、プレゼン資料の作成や、ビジュアルデザインのグラフィック、パッケージデザイン、その他にも展示ブースのデザインや事務作業などを担当しています。
クライアントの想いをヒアリングし、デザインアイデアを考えていきます。そこに必ず重ねるのが、ユーザーがどんな想いで手に取るか、ということです。クライアントとユーザーの想いを掛け合わせて生まれるプロダクトは、独特の雰囲気やキャラクターをもっています。このように、アイデアから製品化までの一連のプロセスを肌で感じられることが、仕事をするうえでとても楽しいです。
在学中に就職が決まらず焦る気持ちはありましたが、もう一度自分自身と向き合ってみようと思い、自己分析の時間をつくりました。「就職した先にどうなりたいか」を問い続けた結果、「将来は〈桑沢〉の同級生と会社を立ち上げたい」という想いがあることに気がつきました。そのために必要なスキルや、自分の強みを伸ばせる会社を探しているときに出会ったのが、現在の会社です。
面接で意識したことは、自分の人柄を知ってもらうことです。趣味やこだわり、普段から大切にしていること、デザイナーとしての未来像を伝えました。その際、モックアップを持参。傷がつくのを避けるため、布や梱包材で養生していたのですが、その取扱いが丁寧で好印象だったと入社後に教えてもらいました。
在学中に作品の空気感やストーリーづくりをしておくと、就職に役立つと思います。目先のことに囚われず、本当にやりたいことを明確にしておく。その道筋のなかで、何が必要で何をするべきかを考えていくことが、必ず作品に活きていきます。普段から身の回りにあるデザインを観察して、良し悪しの要因を自分なりに考え、アイデアの引き出しをつくっておくことも大切です。