FD
専攻デザイン科 1・2年次
ファッションデザイン専攻
「ファッションとは何か」「着るとはどういうことか」についての
考察を深め、自分の理想とする作品を仕上げていく
ファッションデザインとは : 身にまとうもの(衣服)のデザインのことを指す。 文化や意識の反映だけでなく、衣服には目的や用途により求められるものが変わる。ファッションデザインには、そうした視点も欠かせない。
2年間の学習の流れ
カリキュラム詳細
1年次 「着る」の意味を考え、基礎を身体化させる
身体の構造、ファッションデザイン、マーケットトレンド、分析、モデリング、メーキングなど基礎的な知識や技術を習得し、衣服づくりのテクニックを学びます。同時にプレゼンテーションのノウハウを身につけ、ファッションブランドの企画力を養うため、素材への理解、服飾史、発想力、表現力などの基礎を習得し、「ファッションとは何か」「着るとはどういうことか」についての考察を深めていきます。
2年次 実践からファッションへの理解を深める
基礎を発展させて、自らのテーマに取り組み、新たなビジネスとして可能性があるプランニングをします。また、さまざまなアイテムにも対応できる力を身につけるために、ニットの知識、テキスタイルデザイン、雑貨・小物なども学びます。ファッションにおける応用は、企画力や現場の知識も必要です。商品企画ではオリジナリティのあるブランドを企画し、商品の外注生産から展示会までのプロセスを経験します。
授業紹介
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1年次 ファッションドローイング
衣服と身体との関係を理解
ファッションデザインで重要なのは「身体をよく観察し、布との関わりを理解する」こと。クロッキーやデッサンの実習を通して、骨格や筋肉の構造、衣服と身体の関係を把握します。さらに色彩技法や素材を描き分けるテクニックを身につけ、コスチュームに使用する素材やデザイン画の表現力を鍛えます。
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2年次 アパレル商品企画
現場での流れをすべて体験
ブランドが完成するまでの流れを実習します。市場調査の結果を分析してトレンドマップにまとめ、ブランドを立ち上げます。デザイン、パターン、仕様書を作成し、縫製工場に依頼して製品化。素材の種類や編み方など、発注のための知識を習得し、最終的な製品をプレゼンテーションします。
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2年次 ファッションデザインⅡA・ⅡB
現代社会のニーズに応えるファッションを総合的に考察
前期は、フォーマルやスポーツウエアなど、特殊アイテムのデザインを学びます。さらに雑貨・小物デザインを知ることで、トータルでの見せ方を演出する表現力を養います。後期は多様なアイテムの特徴を理解し、さらに現代社会のニーズに応えるファッションを総合的に考察し、デザイン感覚と表現力を培います。
卒業後の進路
ファッションデザイナー/パタンナー/コーディネィター/マーチャンダイザー など
主な求人
ファッションデザイナー、パタンナーの求人が中心で、コーディネーター、マーチャンダイザーも増えています。
販売職からスタートし、その後デザイナー、パタンナー、企画職などにステップアップするケースもあります。
就職先
よくある質問
桑沢のファッションデザイン専攻ではどのようなことが学べますか
ファッションデザイナー、パタンナー、コーディネイター、マーチャンダイザーとして就職することを主な目標とするカリキュラムを設けています。
昼間部・夜間部で課題の差はありますか
昼間部・夜間部担当の先生は同じ科目が多く、課題も同様になります。 ただ、授業時間数に差がありますので課題の量には差があります。
昼間部・夜間部ではそれぞれどのような学生が通っていますか
昼間部の学生は高校を卒業してすぐに入学される方がほとんどになります。 夜間部は大学とダブルスクールの方、社会人の方、高校卒業してすぐ入学される方など様々です。
昼間部・夜間部で就職の有利不利はありますか
昼間部は年齢が平均すると若いので就職が有利ですが
夜間部の方は面接が上手なのと、今までの経歴を生かして就職すると
昼間部の方より有利な場合もあります。
課題量はどのくらいですか
授業により課題数は異なりますが、一つの授業で約5週間で1課題のイメージです。 1週目に課題の説明、2〜4週で制作、5週目でプレゼンテーションという感じで、それが各曜日にあるとイメージしてみてください。 そのため、授業時間を有効に使い、コンスタントに課題制作をしていれば、問題ありません。
ファッションデザイン分野のやりがい、魅力、難しさはどんなところですか
ファッションは身近で衣服を皆さんは毎日着用しています。自分でデザインしたものを着用する事は、ファッションを学ぶうえで大きな魅力の1つではないでしょうか?絵から立体に起こしていくことは、経験と知識が必要ですので難しいと感じることもあるかもしれませんが、イメージ通りの洋服となり着用した時にはやりがいを感じられます。
ミシンが使えなくても大丈夫ですか
桑沢入学してから覚える方がほとんどです。
すぐ使用できるようになりますので安心して下さい。
必要なソフト、コンピュータなどありますか
絵を描くのが苦手ですが大丈夫ですか
ファッションドローイングという絵を描く授業があります。最初にファッションイラストの基礎となるプロポーションを描く練習をします。また、デザインの授業でもドローイングのボディーをベースにスタイル画を描きますので最終的には個々のスタイルで描けるようになります。スタイル画以外にも企業で働く際に必要なハンガーイラストの練習も行います。
卒業後の進路はどういうところですか
学校案内に記載の通り、卒業後の進路は多岐にわたりますが、デザイナー職と言われる企画職が多いです。