ホーム 学科紹介 専攻デザイン科 プロダクトデザイン専攻

専攻デザイン科 1・2年次 PDプロダクトデザイン専攻

使う人の立場や製造条件、環境などを考慮し、
形や色、素材や構造から、社会に貢献できる新しいデザインを目指す

プロダクトデザインとは:量産される「もの(製品)」のデザインのことを指します。
ものを使った人の暮らしや気持ちなども踏まえることから、ものだけでなく「こと(事)」のデザインも意識しなければなりません。

2年間の学習の流れ

2年間の学習の流れ 2年間の学習の流れ

カリキュラム詳細

1年次 
3つの表現技術を確実に習得して、活かす

1年次では、製図、スケッチ、モデリングの3つの表現技術を確実に習得し、それを活かしてプロダクトデザインの一連の流れを経験します。実習では前期にテープカッターを制作。デザインのプロセス全体を理解します。後期には、家電やキッチンツールなど、難易度の高い課題に取り組みます。工業製品のデザインは、多角的な視点が求められます。使う人の立場、製造条件などを考慮し、形、色や素材、構造を決めていくことが大切です。

2年次 
社会に問題意識を持ち、アイデアを提案する

2年次では「技術習得の授業」から「考える授業」に重心が移り、立案型の課題が増えます。「誰のためのデザインか」という視点に立ち、使うときの身体動作を実際に確認しながら、使いやすく美しいデザインを提案。さらに「素材を活かす」をキーワードに、量産を前提とした上質なデザインのあり方を探求します。後期では、卒業制作に該当する3つの最終課題が登場。デザインにもコンセプトにも、魅力ある形や存在感が求められます。

2024年度 1年次前期の時間割例

2024年度 1年次前期の時間割例 2024年度 1年次前期の時間割例

※時間割は2024年度の参考例です。

授業紹介

  • 1年次表現技術B・D
    [初級スケッチ/上級スケッチ]

    アイデアを伝えるためのスケッチを学ぶ。

    初級スケッチでは、3次元の立体物を2次元で表現するため、透視図法を理解し、フリーハンドで的確にスケッチするトレーニングをします。上級スケッチで学ぶレンダリングスケッチは、製品提案の意図やデザイン上のポイントを的確に伝える表現技術。そのテクニックと表現手法(ハンズオン・PC)を身につけます。

  • 1年次プロダクトデザインB
    [機能と身体]

    人間にとって使いやすく美しいデザイン

    手で持って使う道具のデザインを通して、行為と機能の関係を理解します。道具として操作しやすい設計が求められる一方、形状や仕上げによる配慮によって美しいフォルムに仕立てなければなりません。授業では、検証モデルによる体感を繰り返し、文房具や工具など複数のデザインに取り組みます。

  • 2年次プロダクトデザインH
    [企画デザイン]

    デザインによる問題解決と社会への還元を意識する

    2年間の学習の集大成として、自らの関心に従ってテーマを決定し、デザインプロジェクトを展開します。デザインによって達成すべき目標の設定とその解決手法を自ら計画して実行し、モデルと提案ボードおよびファイルにてプレゼンテーションを行います。本授業から卒業生作品展に展示する作品を選出します。

卒業後の進路

プロダクトデザイナー(自動車/生活用品/雑貨/玩具等)、モデラーなど

主な求人

自動車、生活用品、雑貨、玩具などのプロダクトデザイナーやモデラーの求人が数多くあります。他分野と比較して、企業からの求人が多く見られます。

就職先

教育職員紹介

一流のデザイナーにとって必要な視点や思考法、技術を身につけるため、桑沢では現在も第一線で活躍するデザイナーの教員陣が指導します。

教員職員一覧

KUWASAWA DESIGN SCHOOL PRODUCT DESIGN

桑沢デザイン研究所のプロダクトデザイン分野についての冊子がwebからご覧いただけます。

学生生活の集大成となる卒業制作のインタビューを通して、それぞれの学生の授業への取り組みや学習の効果などについて紹介しています。
昼間部・夜間部をそれぞれ別けて掲載しています。

本校のプロダクトデザイン分野について分かりやすい冊子となっていますので、プロダクトデザイン専攻にご興味のある方はご覧になってみてください。

在校生インタビュー

藤原愛望
藤原愛望
デザインに興味はありましたが、本格的に学ぶとなると自信がなく、大学に進学しました。でも、デザイン業界への憧れは募るばかり。〈桑沢〉に決めたのは、大学と並行して通うために夜間の専門学校を探していたときに、圧倒的な知名度があり評判が高かったからです。
野月俊典
野月俊典
工業デザイナーという職業を高専卒業の間際に知り興味を持ちましたが、就職が決まっていたので、いずれタイミングをみて〈桑沢〉で学びたいと考えていました。専攻デザイン科は仕事が終わった後に通うことができるので、転勤を機に入学を決めました。
鈴木風我
鈴木風我
高校時代からプロダクトデザインを手がけたいと思っていました。進学した大学は希望の学科ではなく、自分のやりたいことができていなかったので、中退して学び直そうと決めました。〈桑沢〉にした…
矢野優奈
矢野優奈
ITエンジニアとして仕事をしてきましたが、30歳を迎えたときに、一生続けていく仕事としてプロダクトデザインをしたいと思いました。デザイナーに挑戦するなら、厳しい環境に身を置い…
設楽 杏花
設楽 杏花
グラフィックデザイナーの父の影響もあり、東京藝術大学を目指していました。東京藝術大学は、アーティスト志向が強い。浪人をしている時期に、「本当に自分がやりたいことは何…
今井 雄大
今井 雄大
自動車をデザインしたい。高等専門学校で技術を学びました。しかしデザイン次第で使ってもらえない技術もある。デザインもという思いで〈桑沢〉を選びました。一方で、自分が自動車…
吉田 知美
吉田 知美
〈桑沢〉に入学したのは、大学を卒業し、理学療法士として病院に勤務して2年目のときです。医療機器はモノクロで単純な形のものばかり。「もっと患者さんの心を明るくする、華やか…

卒業生インタビュー

吉成渓太
プロダクトデザイナー
吉成渓太
昼間は働き、夜に授業を受けて、深夜や朝方まで課題をやって…というような生活サイクルでした。桑沢で学べることはとにかく吸収し切るぞという気持ちで挑んでいました。あのやる気と情熱は当時だったからこそ味わえたものですし、もちろん大変ではありましたが、今になって振り返っても改めて密度の高い時間だったと思います。
生駒タカミツ
プロダクトデザイナー
生駒タカミツ
5-6年前、海外から電動バイクが輸入され始めた頃からイメージはありました。そのデザインを見た時、自分ならどうするだろうと思い、スケッチを始めたのがきっかけです。CADで箱バイクの機構を作成しTwitterに投稿したところ、1万いいねくらい頂きました。知らない方々から意見をいただいたり、「こんなデザイン欲しいです」と言っていただいたりする体験が、講評で先生やクラスメイトから意見を貰
大竹愛希
合同会社楽膳
大竹愛希
大学の講義でUDの話を聞いたのがきっかけです。幼少期から、障がいのある方が不便に感じていたり、少し差別的な態度をとられて辛い思いをしていたりするのを、肌身で感じていました。その解決策として、自分が好きな絵を描くことを組み合わせたら、彼らの助けになれるのかなと感じたんです。

UDを勉強するならデザインの専門学校にいきたかったので、就職はせずに桑沢に進学しました。桑沢を選んだのは、たまたま勧めてくれる方が周りにいた影響が大きかったです。色々な人がお勧めしてくれるんだから、良い学校のはずだと思って(笑)。
草桶 開
株式会社COLOR.
草桶 開
デザインに興味を持ったきっかけは、池袋の大きな本屋に置いてあった木の椅子です。試し読み用に置いてあるのですが、素材は硬いのに座り心地が柔らかく感じたんです。その体験でものづくりへの興味がより深まり、デザイン系の学部を受験することにしました。
実は姉が桑沢卒なのですが、美大受験はとても大変そうな印象が強く、自分の得意な理系科目で受験できるデザイン工学部を選びました。
稲葉太郎
プロダクトデザイナー
稲葉太郎
家電メーカーのデザイングループに所属して、主にプロダクトデザイン全般を手がけています。具体的にはトースターやコーヒーメーカーといった調理家電から、扇風機や…
三枝 守仁・菅野 秀
三枝 守仁・菅野 秀
〈桑沢〉の同級生2人で株式会社346という会社を設立し、製品の受託開発を手がけています。 私たちの会社では主に電子機器製品を扱っていて、特徴としてはデザインのみならず…
兼古 敦史
常務取締役
兼古 敦史
当社は「金物の町」新潟県三条市でドライバー(主にねじ回し)をつくっています。製品のセールスポイントはとにかりゅうじんく「耐久性」。特に「龍靭ビットシリーズ」は人気が高く、…
久家 英和
デザイナー、クリエイター
久家 英和
中学校3年生のとき、BMX(バイシクルモトクロス)という自転車競技のプロ選手として2006年に上京しました。でも、2008年に11位で終わり、自分の中でスキルの限界が見えたので引退を決意しまし…