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飯田 郁 ゼミ

[担当教員]
飯田 郁
辻原賢一(本校専任教育職員)

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デザインとは広義でデザインされたモノことの関係を豊かにすること。個性を出すことが容易くなっている昨今、個性を共有するには伝える力がいる。デザインに携わる人として、誰に何を伝えたいのか相互作用を考察しながら、一年を通して「人の感情を動かす」シェア力(りょく)を身に付けることを目的としたい。どのように有意義なデザインであるのか皆に分かるように伝えよう。

一保堂茶舗 抹茶缶/紙箱

飯田 郁(いいだ・あや)
1977年静岡市生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2007年-2019年ドラフト所属。企業 CI、広告、商品などのデザインを基軸として活動。主な仕事に、一保堂茶舗パッケージ、ワコール「FAiRY TiARA」、書籍『鯖江の眼鏡』、アンダーウェア「JUBAN DO ONI」ほか。東京ADC制作者賞(D-BROS at GINZASIX)、静岡新聞地域広告賞、グッドデザイン賞受賞。

学生作品

  • 学生作品「the shadow of…」
    洗剤ボトルをイメージしたモデルと、その形の「影」を表現したタフティングで構成された、「生活用品の裏側にある動物実験」を表現する作品。動物たちは商品開発の裏側にある犠牲を象徴し、色は生活用品の裏側を表現するためにトーンを落とした配色にした。可愛らしい世界観で表現することで、深刻な問題を身近なものとして感じてもらいたい。

  • 学生作品「photo music」
    写真を編集する時に間違えて縮めてできた凝縮された形、それを面白いと感じ、流れを感じる点が楽譜に似ているという着想から、「写真から音楽が生まれるのでは」と思い、オルゴールの楽譜を制作した。偶然できた物から生まれる音は、不安定ながらも面白い音色を奏でてくれる。