PD
金山元太 ゼミ

[担当教員]
金山元太
喜屋武タケル(本校専任教育職員)

人へのリスペクトをよいデザインにつなげる

プロダクトデザインとは人が使ったり、関わったりするモノを発想してデザインすることです。ですので、人の行動、心理、環境を考察し、あくまでも『人』を中心に見据えた普遍的な学習を進めます。題材とテーマは自由なので、学生自らの経験、観察、批評性から引き出されたものが多く、分野は多岐にわたります。デザインは理想の未来を描くこと。ぜひ、新しい世代の新しい価値観で、勇気を持って表現してほしいと思います。

「REMOCOCO」(マルチスタンド)

金山元太(かなやま・げんた)
プロダクトデザイナー。桑沢デザイン研究所卒業。株式会社IDKデザイン研究所(所長:喜多俊之)勤務を経てゲンタチエデザイン株式会社設立。iFデザイン賞、グッドデザイン賞など受賞多数。家庭用品、住宅設備機器など幅広い分野のデザインを手がける。

学生作品

  • 学生作品「ツカム」
    子供の想像力を養い、親子で一緒に遊べる紙の積み木。素材は細かな紙片を植物由来のでんぷん糊で固めたもの。表面に絵を描いたり色を塗ったりして遊ぶことができるので、自分なりの『ものづくり』が可能。自然素材を使っているため環境にも人にも優しく安全である。

  • 学生作品「pipe safari」
    塩ビ管を熱し、切り開いたり曲げたりして製作された椅子。工事現場で廃棄される端材を再利用できないか模索する過程で生まれた。下水管などに使われ人々の暮らしを陰ながら支えていた塩ビ管が、暮らしを彩る動物に見立てたユーモラスな椅子に生まれ変わった。